どうもこんにちは。
1級葬祭ディレクター僧侶はるくんパパです。
お久しぶりです。
前回の投稿から2ヶ月以上たってしまいました。
時間の流れは速いですね。
決して暇しすぎて趣味に没頭したわけではありません。
(まぁ少しは趣味を楽しんでしまっていた部分はありますが)
なんと!今月(令和5年5月)派遣のお坊さんでの収入が前職を上回りました!
葬儀屋さんを辞めてお坊さんだけでやる!派遣のお坊さんをメインにお坊さんをやってみると決めてから約2年。
途中に少々登録した分をいったんお休みすることにはなりましたが、なんとかここまでくることができました!
やはり、檀家さん以外の葬儀や法事にネット葬儀会社からの依頼で供養に伺うということはいろいろなところから
「怪しいからやらないほうがいい」
「どうせその紹介の会社にお布施のほとんどをとられて手元にはのこらない」
「以前はいろいろと問題があったからやめたほうがいい」
「仕事はやめずに副業みたいにやってみたら」
そんなことも言われました。
それでも諦めずに続けた結果十分に普通のサラリーマン並みの収入となったわけです。
檀家さん以外でも
「お坊さんに拝んで欲しいけど檀家にはなりたくない」
「せめて火葬する前だけでも拝んで欲しい」
「そこまで経済的に余裕はないけどどうにか故人を供養したい」
そんな人の手助けになればと、それでもお坊さんを必要と思ってくれる人は十分に信心深く、信仰心もあると思います。例え一期一会であろうとも必要としてくれるならしっかりと供養するのがお坊さんだと思います。そんな志で続けてきたおかげでここまでこれました。
個人的にはまだまだ時間の余裕はあったのでまだもう少しいけると思っています。
これからも精進の日々で頑張ってまいります。
というわけでなかなかに忙しい感じの日々をありがたいことに送らせていただきました。なので集中してブログを書く気力がでなかったんです。
申し訳ございません。
それでもこんなブログでも楽しみにしてくれている方ももしかするといらっしゃるとおもいますので、こちらも時間を見つけて執筆を続けていきますので今後ともよろしくお願いします。
ということで今回は前回の準備編から引き続きまして
派遣のお坊さん その2の3 -実践編-
のお話をしていきます!
もう自信をもってお話します!
シリーズ最初から見ていない人はこちらから
登録して準備もバッチリ
あとは依頼の電話がくるまで待つばかりなのですが、前回の準備編で紹介していなかったこれはあったほうが便利だよなアイテムが2つありますので、まずはそちらを紹介していきます。
まずは
スマートウォッチ
これはあったほうがいいです。
というのも依頼をうける際には基本的には電話でうけます。というのは以前もお話しました。なので、いかにして着信に早く気づいて電話を取るかが大事です。
「いや、自分は常にスマホの着信音はMAXの爆音にして手に持っているので大丈夫」
そんな人は必要ないと思いますが、ほとんどの人はそんなことないと思います。
スマホってけっこうポケットや鞄に入れてると着信気づかないですよね。そんなときにスマートウォッチがあると着信に気付きやすくなりますし、スマホを取り出さなくもどこからの着信なのかもわかります。
これは電話に限らずLINEも同じですね。ましてLINEとかだとよっぽどスマホを手に持ってないと気づかないですよね。
ということでスマートウォッチは是非買ってください。
アップルウォッチのような高性能高級品じゃなくてもいいんです。ネットで調べると5000円程度でも十分な性能のものもあります。1日中腕に付けていても違和感のないようなバンド型のもあります。そんなのでも問題ありませんのでこれは用意してください。
そしてもう一つあると便利なのが
こちら
前回の準備編で様々なかたちでの依頼がくるのですぐに対応できるような次第を作っておきましょうとお話しました。
その次第を作る際にこれがすごく便利なんです。
というのもこちらは表と裏合わせて20ページあるのですが、これが必要最低限で法要の次第を作るのにちょうどいいページ数なんです。
また、大きさも比較的コンパクトでシンプルな御朱印帳なので見た目もお坊さんが持っていても全く違和感がありません。
最近だとあまり店舗で見かけなくなってしまってきたので、お店で見かけたら私は予備としても買っています。また、ネット通販でもまだ取り扱いがあると思うのでそちらで買ってもいいと思います。
こちらも本当に便利なので是非買ってみてください。
それでは改めて実践編ということでお話していきます。
実際の依頼は前回などでもお話したと思いますが、電話でかかってくることがほとんどです。よりそうのお葬式 のお坊さん便などはLINEできたりもします。
そして依頼の日時とこちらの都合が合えば受注ということになります。
その後はメールやFAXで正式に依頼書が送られてきます。
あとは内容を確認
↓
施行葬儀社へ連絡
↓
喪主(依頼主)へ連絡
↓
連絡済の報告を依頼会社へ
↓
位牌などの書物の用意
こちらが事前準備
当日は依頼会社によっては出発の報告
会場へ到着したら到着の連絡を入れます
ちなみに会場へは1時間前ぐらいの到着が目安です。
そして法話まで含めた葬儀を執り行い、火葬場が別であれば火葬場まで行き、火葬炉に入ったら終わりです。
ここまでの間にお布施を預かります。
終わったらこちらも依頼会社によっては終了の報告をします。
以上で依頼の完了となります。
そしてお布施から手数料を依頼会社へ振込やコンビニ払いなどで支払いがあります。
(この手数料はどの程度なのかはここへは書きません。もし、知りたい方がいましたらTwitterやインスタなどでDMください)
この手数料というのがおかしいとか、なんでお布施から手数料を取るのかとかそう思う方は最初からこのネット葬儀はやらないほうがいいですね。
私はこの手数料はネット葬儀社が独自で築いたシステムや全国規模での集客エリア、事前の確認など個人ではとてもできないこと、田舎の小さなお寺ではとても無理なことをやってくれているので十分な対価だと思っています。
その後は法事や石塔開眼などの依頼がきたりもします。
そういった流れで日々依頼を受けていくわけです。
以上が実際の実践の流れとなっていきます。
どうでしょうか?
ネット葬儀の僧侶派遣に興味があるけど調べてみてもあまり情報がなくてどうしようかと悩んでいるお坊さん。少しは参考になりましたでしょうか?
以前にもお話しましたが、私が始めようと調べてみてもほとんど情報がなく、実際のことなどはほぼわからずに始めました。ただ、私は葬儀社へ勤めていたこともありこのように依頼を受けてくるお坊さんの葬儀を担当することもありました。そうした中でそのお坊さんたちは決して怪しいこともなく、今日は真言宗、明日は浄土宗のようなこともなく一生懸命に故人の供養している姿をみて自分もやってみたいと思えました。
実際にやってみて、損になることは一つもないと思います。
お坊さんとしての経験や戒名を考えるということ、葬儀を執り行い戒名を授けるという責任感。特に葬儀をした方から法事などの依頼もきて、位牌やお墓に自分が考えて授けた戒名が彫られているのを見るとさらに責任感がわきます。
もちろん自坊(自分のお寺)だけで十分な経験を積めるのであれば無理に登録する必要はないと思います。それでも1週間の間に3件の葬儀を行いすべてに戒名を授けてなんていう経験はなかなかできるようなことではないと思います。
(特に私のような若造副住職では)
また、県内の普段では行くことがない葬儀会館や火葬場、県内だけでなく隣県なども行ったりで、私個人ではこれは少し楽しみな部分でもあります。葬儀で楽しみなんていうと怒られてしまいそうですが、車の運転が好きで、出かけるのも好きな私としては片道1時間や1時間半の道のりも比較的苦痛ではなくできています。
できることならもう少し依頼が入ってお金がたまればもう少し運転の楽しい車にしたいところですかね。
まぁそれは置いといてこれだけの経験が積めますし、順調にいけば十分生活もできるようになると思います。
またこれからの寺院、お坊さんとしてはこのような形での葬儀はおそらく今後増えていくことでしょうから今のうちに経験をしていくことも大切だと思います。
少なくとも私はまだまだこの派遣のお坊さん続けていこうと思っています。
理想としては生活や家族、自分の為の収入を派遣のお坊さんで、お寺の為の収入が檀家さんからとなるのが理想ではありますね。
以上で派遣のお坊さんの記事は終わりにしたいと思います。
まぁ今後も続けていく中で何か思うことがあったりすれば記事にするかもしれませんが、今回はこれから初めてみたいと考えているお坊さんの手助けにすこしでもなればと記事にしてみました。これで背中を押されて始めるお坊さんが一人でもいればお話したかいがありますね。
この記事が良かったよという方はこちらをクリック
それでは良い終活のお供となることを
合掌
こんな難しい事でななくてお坊さんの日々の生活や趣味とかそんなことを気軽に覗き見たいな~なんて方は趣味ブログもやってますので、息抜きにこちらもお越しいただけると有難いです。
「生臭坊主の生臭くて何が悪い!MkⅡ」
https://www.namagusabouzu.net/
他にもTwitterやInstagramもやっています。以下のリンクからどうぞ
https://linktr.ee/harukunnpapa