どうもこんにちは
1級葬祭ディレクター僧侶はるくんパパです
これまではお葬式のこといろいろとお話をしてきました。
今回は少し目先を変えて
葬祭ディレクター
についてお話していきます。
そろそろ記事にもしないと
「いつも知っているような話するけど、本当にこいつは葬祭ディレクター持っているのか?」
って思われてしまいそうなので。
ちゃんと持ってますよ!
個人情報なところは少し加工してありますが、ちゃんとあります!
もう約12年前に取得してますね。
こちらの
「葬祭ディレクター」
という資格なのですが、画像を見ていただくと分かるのですが
厚生労働省認定資格となります。
決して国家資格のような大それたものではありません。
詳しく知りたい方はホームページもリンクしておきます
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査 (sousai-director.jp)
サスペンスドラマ好きな方は
あの赤い色した霊柩車が出てくるドラマ
で名札代わりに胸に付けて「1級葬祭ディレクターの〇〇です!」
っていうやつですね!
まぁそんな資格なので持ってると
葬儀業界で有利だよ
名刺に入っているとお客さんが何だか安心するよ
葬儀社が「自社には葬祭ディレクターの資格を持った葬儀のプロが〇人在籍しております」と広告に掲載できるよ
そんな感じの資格ですね
この資格には2段階ありまして
2級葬祭ディレクター
1級葬祭ディレクター
となります
2級は葬儀関係の仕事を3年以上実務経験をしていること
1級は葬儀関係の仕事を5年以上実務経験をしていること
これが受験資格となります。
きっと今頃(6月下旬)には今年受験の方々が説明会へ行き、過去問をもらって
「まだ9月まで時間あるし、そのうち勉強と練習しよう」
なんて思っているころではないかと思います。
この葬祭ディレクターの試験内容ですが、私が受験したころは
学科(マークシートの筆記試験)
実技・テーブルの幕張(配布された1枚の布を使ってテーブルを焼香台にする)
・司会(司会進行)
・接遇(打ち合わせのロールプレイングのような感じ)
・実技筆記(昔は口頭で質問に答えたらしいですが、今はマークシートの筆記)
こんな内容でした。
1級と2級で問題数や司会は2級は一般葬、1級は社葬か合同葬といった感じでもちろん1級のほうが難しくなっています。
ここからは受験される方へ
私はもう10年前に受験しましたが、後輩達へも練習や勉強を教えてきたりもしたので参考になればと思いますが、いくつかポイントを教えます。
学科
とにかく過去問をやりましょう。会社にさらに昔の問題集があったりすればそれもできるだけやりましょう。先輩たちにもらってもいいと思います。ただひたすら問題をやるのではなく、〇×問題の特に答えが×の問題なら問題のどこが×なのか葬儀概論片手にひたすら調べます。何回もやったり同じような問題をいつも間違えたり悩むようならその問題をピックアップしてやっていきましょう。学科は後でではなく今からでもやっていっていいと思いますよ。特に1級を受験される方は。
説明会で「今年はあまり過去問から出しません。」
とか
「今までと問題の形式を変えます」
とか言いますけど気にせずに過去問をやりましょう!
実技
幕張
これはもうひたすら練習です。先輩方に張り方を教えてもらえるなら教わってあとはひたすら練習あるのみ!指に画びょうが刺さろうが、ひざに画びょうが刺さろうが練習あるのみです。ポイントとしてはとにかく綺麗には二の次で完成を目指すこと。正面のヒダは綺麗にできているほうがもちろんいいのですが、それよりもしっかりと幕が張り終わっていること、後ろまで張れていること、最後の幕の処理は外へはみ出していなければいいぐらいで簡単に終わらせましょう。
時間までに完成していなければ0点ですが、とりあえず後ろまで幕が回って脹れていて画びょうで止まっていれば完成扱いで減点だけで済みますからね。
もし試験日までに時間がなくてまだ時間内に張り終わるか自信がなければヒダを一つ減らして作ってしまうのも手段だとは思います。
あと使うメジャーはホームセンターではなくて手芸屋さんとかで売ってる
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こんなのや
10cmごとで色がわかれている
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こんなのを練習用と本番用で同じものを2個用意しておくのがいいです
たくさん練習すれば必ず時間が余って完成は絶対にできますので、机が画びょうの穴でボコボコになるまで練習してください。
司会
これは問題集に例題がのっているので実際に時間を図りながら次第を組み立てていく練習とある程度の定型文を自分で作って暗記しておくのがいいと思います。ただ、日頃司会業務をしていれば簡単だとは思いますが、これはポイントとして余分なことは言わないことです。いつもの業務だと感動するナレーションなどを考えたりすると思いますがそんなのは必要ありません。試験は減点方なので余分なことを言って間違えるよりも最低限のことだけを言うようにしたほうがリスクは少ないです。誰もが涙するナレーションを作っても加点にはなりません。
問題にある言わなくてはならないことが入るようにして簡単な司会資料を作っておきます。後は宗派だったりお寺や名前などを入れ替えるだけの状態でできれば暗記しておきます。丸暗記できなくも最初の言葉だけ覚えれば準備時間にそれだけ書き出しておけば思い出せると思います。自由課題もなるべく簡単に。弔電の読みにくい言葉はあらかじめ調べておきましょう。それから実際の試験では大きな声ではっきりゆっくりとこれ結構重要です。
もし間違えたことに気づいたら焦らずに「失礼いたしました」と言って言い直せば問題ありません。
(ちなみに私も1級の試験で「午後1時」を「午前1時」と間違えましたがすぐに訂正したら問題ありませんでした)
試験ではできることなら司会は満点近くを取っておきたいですね。
接遇
これもできれば司会と同じで定型文を作って暗記しておきましょう。最低限の確認事項だけ言って最後に「それではこれから打ち合わせを始めます。何かご質問などございましたら遠慮なくおっしゃってください」とか言って終わりにします。普通にやるとかなり時間が余ると思いますが余った時間はひたすたに黙ること。接遇も減点方なので間違ったことを言っていまうリスクは避けたほうが無難です。そしてこちらも大きな声ではっきりゆっくりとこれが大事です。
接遇はなるべく満点を取りましょう!
実技筆記
正直なところこれの勉強の仕方は今でもよくわかりません。過去問をやったりしましたが、全然違うことの問題だったりします。ただ、筆記試験の勉強やっておけばそんなに不安にならなくてもいいかなとは思います。ポイントとしては幕張・司会・接遇で点数をかせいでおくことこれが一番確実じゃないでしょうか。
いや実技筆記も点数を取りたい!のであれば葬儀概論をひたすら読み込みましょう。
以上をできれば今から
学科と幕張の練習はすぐにでも始めたほうがいいと思いますよ。
10年前の合格者からのアドバイスでした。
おそらくこんなことネットで検索しても出で来ないですからね。
これだけ勉強して合格率は6割ぐらいだったと思います。
それだけの試験内容の資格なので名刺に
「葬祭ディレクター」と入っていればそれだけ努力をした人ではありますので信頼しても大丈夫です。よく見たら「葬祭アドバイザー」だったらちょっと怪しいですけどね。そんな資格は無いので。
記事の中で何度か出てきた「葬儀概論」ですが、葬儀屋さんにとってはご存じのですけど一般の方やお坊さんなどは見たことないと思います。日本の葬儀に関することが網羅されているので特にお坊さんは読んでみると広く葬儀のことを知れると思いますよ。
それではディレクター試験受験の方は勉強がんばってください。
そして良い終活のお供となることを
合掌
こんな難しい事でななくてお坊さんの日々の生活や趣味とかそんなことを気軽に覗き見たいな~なんて方は趣味ブログもやってますので、息抜きにこちらもお越しいただけると有難いです。
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